ニーチェへの挑戦状①〜人間の価値はある!マザーテレサを見よ〜
【ニーチェは全てのモノや事象に意味を無くしてしまった。それならば人間は生きる価値はあるのか?】
ニーチェは「自他の現象は概念を統合したものに過ぎない」と述べた。 つまり【自分も無いし、あの世もない】と。 それ故、ニーチェは発狂してしまったのだと思う。自分のない者に存在意義や生き方、誇り、絆は無いのだから...。
以前、僕は【人生はタバコの煙のように・・・】と述べた。しかし、それは人間の人生の短さを表す言葉であって、人生の意味を失わせる故の言葉ではない。
僕はニーチェの言いたいことも分かる。 ニーチェは自他、周囲の様々な事象に人が自ら価値を与えて解釈し、今を生きていると言い、価値の無意味化を述べた。
しかし、それならばマザーテレサは?アイルトンセナは?ジョージケネディは?何のために生きて死んだのか??
そこには、神や信念の意義があったはずだろう。彼らには、彼女らには神の輪郭を信じた、世を良くしようという(ニーチェの述べた身勝手な価値付け)があった。 だからこそ、世の中で頑張れた。プライドも持てた。絆があった。幸不幸があった。
僕は無神論者だ。でも他人の神をプライドを、絆を、価値観を否定しない。いや、できない。
そこに人が人間たる生きざまがあるのなら・・・。
あなたはニーチェに虚無感を感じませんか?