【日本人が苦手な会議術の鍛え方】By「即戦力の磨き方」大前研一・著
【日本人が苦手な会議術の鍛え方】
「(下克上の時代を生き抜く)即戦力の磨き方」大前研一・著
の要約です(´ω`)
日本人苦手の会議術を綴っていますので有意義な文体になっていると思います。
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「日本人が入ると授業の中心であるクラス会議のレベルが下がる」ここ数年来、海外のビジネススクールでは、こういう声をよく耳にする。
その根底には2つの理由が存在する。
①日本人(留学生)の学力向上心の低下 ②訓練を全くと言っていい程していない(EX︰自分の考えをまとめる、分かりやすく伝える、意見を公の場で主張する、他人の意見を理解し論の展開etc……)。
そもそも何故、日本人はディスカッションが苦手なのだろうか?
その答えは【日本文化そのものが会議を好まない】ためだ。
例えば「暗黙の了解」「以心伝心」などの言葉が表している。 というのは、日本人は各々の意見の相違を明確にして、それを話し合いで縮める作業を不得手とする民族性を持っているということである。
そして最大の原因は会議力の素地は子供の頃の家庭で育まれるが、日本の家庭ではそれが全く行われない。 例えば夕食。そもそも親子で一緒に食事しないことが頻繁にある。それに一緒に食事したとしてもテレビがリビングに鎮座して煌々と光を放っている。そして父親は「父親らしく」、「これをやれ。」と命令口調。
これでは議論、会議術の力の素地は育まれない。
そもそもディスカッションの目的は何だろうか?
それは【組織の直面している問題の解決策を見つけること】である。
そして最重要点は【論理的思考力をもって常にロジカルに考え、ロジカルに話し、事実に基づいた推論を重ねること】だ。
このようなロジカルシンキングとロジカルコミュニケーションの2つが出来ればどのような環境でも答えを見つけ、世界のどこでも生きていける。
最後に会議術の鍛え方を紹介する。
①家庭(例えば奥さん)を利用しディスカッションを仕掛けてみる。
これは日本企業内では狭すぎる為だ。 このように生産的な話しを重ねると、夕食時にバラエティ番組を観なくても家族の5年後に繋がる様な会話が展開されるだろう。
(①を重ねて会議術を養うと…) ②上司陣と直接話す。
先ずは「話せる上司」の見極め。 下の階層から順に自分が「この人なら分かってくれる」というという上司を見つけ出し直に話すことが最短だろう。
だが、本当のことを言うと、今後5年の間に、これまでのやり方しか知らない人間は排除されている間に(事前にアピールし続けていれば)白羽の矢が立つだろう。
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大前研一さんの著書「即戦力の磨き方」の1章【会議術を身につける】の要約は以上ですー(o^^o)
中々、かなり、ちょっと抽象的ですが的を得た論だと考えます。
大前研一さんの著書、個に対しても世間に対しても素晴らしい考えを披露していますので是非是非ご覧下さい。
では、ぐっとらいふをば!