【語学力の磨き方】By 大前研一
By「即戦力の磨き方」大前研一
⚫21世紀のエスペラント語(世界公用語)になるのは英語で間違いないだろう。
理由は人は【儲かる言語】を選択する習性があるからだ。 最も儲かる言語=現時点で最も市場価値のある言語=「英語」 このような図式である。
また、世界に数多ある言語の中でインターネットの約8割を占めている言語、それが英語である。
答えは出たようだ。
生活していく、生き抜く為に英語は非常に役立つ。
しかしながら日本人はどうか?
世界を相手にビジネスをする著者の感想では日本人は入口にも立っていないという認識されている。言い換えれば日本人は世界がボーダレス化しているという認識がない、ということになる。 いいものを作り輸出すれば儲かるという発想から日本人だけ抜け出せていない。
今後、日本語を理解出来る消費者のみをターゲットとして事業展開していく企業は淘汰されることが必然だろう。
例えば現時点でも日本の企業のトップ人員や関連企業の構成員を見てみると海外の英語圏の方々で占められている。
⚫日本人が英語を苦手とする原因
深層を言えば前述のイイモノヅクリの発想の為である。
また日本でなされている英語教育も大きな要因だ。 日本英語教育では読み書きは出来る人材を育てれらるかもしれないが、しかしスピーカー(話し手)を育てられるかは甚だ疑問だ。というか、かなり困難と言わざるを得ない。
スピーカー(話し手)を育てられないとどうなるか?
理解し伝えるという瞬発力が欠如し、英語の議論や話し合い、はたまたジョークなどのアイスブレイクも難しい。
⚫How to learn ENGLISH?
pointは耳(音)にあり。 ベストはCNNのようなEnglish NEWSを流しっぱなしにすることだ。 なぜなら人は《耳→口→手》の順番で言語を獲得していく為だ。
音で聞いていれば「この場面ではこのフレーズを使うな」ということが分かり自然とパターンを覚えていく。
耳である程度慣れたら、あとは実践だ。 失敗を成功の糧としていくことは、スキーで転びながら滑りを体得することと類似している。